自分の殻を破って新しい世界へ
うゆ
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1 |
少年はひとりぼっち みんなから
少し離れてどこか冷めた顔している
本当の自分をさらけ出せないから
いつまで経っても独りのまま
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2 |
♪
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3 |
いつもの帰り道 ふいに出会った
一匹の野良猫 言葉は通じなくても
確かに分かり合えた気がしたんだ
野良猫との間に不思議な絆が生まれた
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4 |
少年と野良猫は 一緒に楽しい
時間を過ごしたり ケンカをしたり
少年の世界に色鮮やかな
花が咲き誇り始めた
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5 |
少年はひとりぼっち みんなから
少し離れてどこか冷めた顔している
本当の自分をさらけ出せるのは
たった一匹のあの子だけ
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6 |
♪
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7 |
でも幸せな日々は続かずに ある日
野良猫が姿を消した 理由すら
わからないまま 立ち尽くしたまま
少年の世界から色が消えてしまった
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8 |
だけど諦めきれない少年は
今日も同じ帰り道で 野良猫を
探し続ける いつもと同じ景色の中を
ただあてもなく彷徨い続ける
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9 |
少年はひとりぼっち みんなから
少し離れてどこか冷めた顔している
本当の自分をさらけ出せていた
あの時に戻れるはずもないけど
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10 |
♪
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11 |
時は流れて季節も変わり ついに
その時が訪れる 再び姿を現した
野良猫に驚き喜びの声を上げる
だけどその子の隣にはもう一匹の
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12 |
見知らぬ猫の姿があり 二匹は仲よく
寄り添いあっていた そして
少年は思った 自分もこんなふうに
誰かと一緒に生きてみたい
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13 |
少年はひとりぼっち みんなから
少し離れてどこか冷めた顔している
本当の自分をさらけ出して
誰かと一緒に生きてみたい
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14 |
♪
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15 |
こうして生まれた思いと
共に 少年は歩き出した
自分だけの小さな
居場所を求めて
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