語りきれないゆめのはなし
akane
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子供の頃にしか見れないものは
太陽の光で育ち
外で走り回る子供へとつく
そんな世界がありました
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4 |
ある男の子は竜をみた
ずっと追いかけていた
山の中も壊れた建物の中も
気にせず追いかけていた
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5 |
竜は彼のことを受け入れて
彼の行き先の無い
有り余る元気を吸い取った
ドラゴンに怒られながら共にいた
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6 |
まわりの友達は
大事なものを持っていた
一人一人宝物だと持っている。
竜と同じもの
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7 |
一緒に居ると勉強も遊びも
楽しくなり、念願の友達も作れた
危険な時は竜が助けてくれた
かけがえのない心の友達だ
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8 |
竜は自ら害獣と呼びました
自分たちはよくも悪くも
君たちに影響を与え
大人になるカギを与えてると
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9 |
難しい言葉をたくさん聞いた
その1つ1つはヒントになるからと
よく聞けとずっと言っていた
その頃わからなかったけど
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11 |
中学頃になると竜は
黒く燃えた体になる
もっと世の中を知るべきだと言うが
彼はずっと嫌と言った
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12 |
友達が持っていたもの
それは害獣だった
他の人よりも静かで
元気を無くして来なくなった
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13 |
本当の害獣の意味がわかった気がする
竜は子孫を残しながら
過去の子供と一緒にいた
記憶も持っている
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好きな子供の遊びも
付き合い方も全部知っていた
でも最後は別れないといけないと
難しい顔で見つめていた
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あの宝物の輝きはどこにいったんだろう
かすかに覚える
夕日に照らされたクラゲのような花の
記憶がどこかにあるようで
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彼はいつしか竜のことも
子供の頃に感じていた輝きも忘れていた
夕日に照らされた卵が
雲隠れしていることを
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彼は輝きさえ忘れ
代わりに
別のものを
手に入れた
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どこからか感じた
来るべき時は自分の決めた
道を選ぶんだ
選択肢はたくさんあるが
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20 |
ダメにするのも
よくするのも
自由だと雲が
語りかけ
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気付かない
この声は
いつか彼を
導いてくれる
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