姥ぐるま
かりんとう
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1 |
♪
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2 |
蝉のなく声が遠くで聞こえる
坂の途中で立ち止まりふと顔を見上げれば
まだ上りきらぬ坂の頂上が見える
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3 |
押すうばぐるまは手の汗で少し汚れて
乾かぬハンカチで手を拭き汗を拭き
一つため息をこぼせば
ゆらゆらとはためく陽炎に自分の姿見つける
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4 |
子供の頃聞いた歌を
ぽつぽつと一つ覚えのように口ずさんで
乗る人のないうばぐるま
ひとり押す ひとり押す
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5 |
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6 |
蝉のなく声が遠くで聞こえる
坂の終わりで息をつき下を見下ろせば
来た道のはるか長さ足元ににじんで見える
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7 |
押すうばぐるまは手の汗で横すべりし
お守りの鈴の音も乾いた音を鳴らす
一つため息をこぼせば
ゆらゆらとはためく陽炎に若き日の姿見つける
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8 |
子供の頃歌った歌を
そろそろとなぞりながら口ずさんで
乗る人のないうばぐるま
ひとり押す ひとり押す
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9 |
♪
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10 |
子供の頃歌った歌を
そろそろとなぞりながら口ずさんで
乗る人のないうばぐるま
ひとり押す ひとり押す
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11 |
♪
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