惜別定型句
ひっか
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1 |
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2 |
別れの言葉を並べすぎると
それは陳腐な定型文に成り下がる
歌もまたしかり
別れは何度も繰り返すものじゃない
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3 |
冬が終わる 春が終わる
夏が終わる 秋が終わる
あいにく雪に閉ざされた季節は
今年も一番長い
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4 |
雪が解けたらサヨナラです
ばいばい、またね
また会えるかって?
そんなこと知りません ただのご挨拶です
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5 |
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6 |
別れの言葉を並べすぎると
時に陳腐になるけどね
だったらせめて 一言の定型文に
ありったけの 型破りな 気持ちを込めようよ
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7 |
冬が始まる 春が始まる
夏が始まる 秋が終わる
卒業するころ桜はまだ
つぼみの中で眠ったまま
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8 |
暦の上ではもう春ですから
嘘つけ、嘘つけ
窓の外に広がる
暴風雪注意報 まだ冬だよ
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9 |
別れの言葉を並べるにはね
ちょっとばかし今日は 日が悪い
仕方がないよ 運命は今日でおしまい
ありったけの 型破りな 気持ちを伝えるよ
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10 |
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11 |
別れの言葉を並べたそのあとは
春がやってくるじゃん 春が
雪が解ける 涙流す
定型文の出番はまた 来年まで
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12 |
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