静寂の歌
梟 / ねことコンパス+ねことコンパス
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季節は彩る
日が出てから
月が落ちるまで
色を残して
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5 |
突然辺りは薄暗くなり
絶えず朝を告げていた
鳥達は何処かへと隠れ
森の色は褪せていった
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6 |
思わず地面を見ると
一面が枯れ草だった
前まで鳴いていたであろう鳥も
ジタバタと悪夢にうなされる
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前まで鳴いていたであろう鳥も
ジタバタと悪夢にうなされる
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7 |
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10 |
やがて誰も居なくなり
沈黙は訪れた
かろうじて見つけた老人も
黙って指を差したまま
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11 |
我々が我々を救おうと
いつしか何処かを見誤り
我々が我々を苦しめる事に
そこに激しい雨が降り出す
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我々が我々を救おうと、おお
いつしか何処かを見誤り、ああ
我々が我々を苦しめる事に
そこに激しい雨が降り出す
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12 |
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いつものように散策すると
何もなかったであろう場所に
ふと、新芽を見つけるそこに
温かな雨粒が滴る
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ふと、新芽を見つけるそこに
温かな雨粒が滴る
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16 |
その小さな芽は
心做し、弱々しかれども
形を保たんと
強い決意で満ち足りていた
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後を押され、前を見る
私はここで歌う
鳥達が歌っていた
朝のさえずりを忘れぬよう
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【間奏】
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【後奏】
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