時を止めた空想
藤宮 風
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世界の傷で泣きたくなるなら
そんな時は自分が
(I know?)
落ちる一瞬だけ 翼広げればいいの
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5 |
与えられた言葉で 君は言うの
『あいしてるよ』
笑顔で背中を見送ったって
叫び出す心はいつも真夜中
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6 |
何を解き放つっていうの?
あるはずのない夢追いかけて
触っても届かなくって 叫んでた鼓動
声が枯れるまで 呼び続けるの……
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8 |
あなたを知りたくて 刻みつけた傷が
もう痛みを忘れてしまいそうよ
駆け抜けるほどに 胸が痛くなるの
だけど
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9 |
月が滲むほどに
涙溢れてしまうの?
舞い降りる天使
どうせ忘れてしまうのでしょう?
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10 |
錆びついた黒い空見上げても
あなたどこにもいないの
また言ってよ
君のほんとに 近づきたいんだから
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11 |
まだあなたいるって知ってるから
そしてまた出会えるって信じてよ
そのうちわたしは一人きり
枯葉が作り出した幻さえ
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そうね遠い未来のように 嘘つきなんだから
いまの二人もどうせいなくなるんでしょ?
優しくない歌が届いたら
もう笑っていられないわ……
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流れ星が堕ちてくように
あなた手を繋いで 踊ってよ
星は飛んですぐ届かなくなる
わたしきっと 間違っていくのよ
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走り出したあなたの声
心の奥底で見守ってる
あなたと戻りたいの
同じ気持ちがまだあるなら
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ずっと一緒にいるから
変わらないままでいたいって言ってよ!
遠ざかる背中 歪む後ろ姿を見てるの
すべてが遅すぎたって知るから
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さあ 手を掴んだら
どこまでも走り出すのよ
あの景色を見せたいの
泣き出すのはまだ早い
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翼を あなたの破片を 震える手が抱きしめる
高く……虚ろな世界なら要らないよ 一人だなんて
言わないで選んでみせるから 恐れずに進むわ
心がすり切れても 約束された未来があるなら
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