徳冨蘆花 花月の夜
あき
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1 |
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2 |
ここに4行の歌詞を漢字かな混じりで、
英語はカナ書きで入力して下さい。
単語辞書にない仮名小文字や
記号は原則使えません。
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3 |
戸を明くれば、
十六日の月桜の梢にあり。
空色淡くして碧霞み、
白雲団々、月に近きは銀の如く光り、
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4 |
遠きは綿の如く和らかなり。
春星影よりも微に空を綴る。
微茫月色、花に映じて、
密なる枝は月を鎖してほの闇く、
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5 |
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6 |
疎なる一枝は月にさし出でゝほの白く、
風情言ひ尽し難し。
薄き影と、薄き光は、
落花点々たる庭に落ちて、
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7 |
地を歩す、宛ながら天を歩むの感あり。
浜の方を望めば、砂洲茫々として白し。
何処やらに俚歌を唱ふ声あり。
已にして雨はら/\と降り来ぬ。
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8 |
ここに4行の歌詞を漢字かな混じりで、
英語はカナ書きで入力して下さい。
単語辞書にない仮名小文字や
記号は原則使えません。
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