やはりこの世は平和だ
王里
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1 |
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2 |
ボク目をしてしまった。
目が覚めるとキミがいない。
キミの様にボクなしでいると。
ボクも 忘れてしまうのかな。
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3 |
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4 |
ボクはそれがいやで。
昼ごはんのあと 外へまた飛び出すよ。
自分勝手になり始めて。
ボクは 吠えた。
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5 |
ボクの体を 思ってくれるキミは。
呪いなんかじゃないと思うのならば。
周りに雑音 つけられてても。
ボクは飛べるよ。
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6 |
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7 |
夕方 家に 帰ってきた
結局 見つからずにいた。
リビングにある こづつみを。
見て見ぬフリをした。
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8 |
ボクのことは 誰も見えない。
あの人以外は 誰も見えない。
あの人は何をしたのだろう。
ケモノは そのまま眠る。
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9 |
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10 |
目覚めると キミが やってきて
笑顔でこづつみ わたされた
まさかまさかと 開けてみる
やっぱり びっくりしちゃったよ
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11 |
最近のキミが 分からない
だから キミが大好きで
あの人のような 振る舞い
ケモノは 涙をこぼす
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12 |
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