431144 / ポーネ・マスカル
猫の気持ちあなたは落ち葉に埋もれる私を連れて帰った
あなたと過ごす冬がこんなにも
暖かいと教えてくれたあの日から
私とあなたたち夫婦の三人の物語が始まった。
2度目の暖かい冬を越えて
窓から入る桜の匂いを枕に眠る私に
いつも通り行ってきますと言ってから
あなたのただいまの声がずっと聞こえないんだ。
二人のくだらない話に笑う優しい声も
些細なことで喧嘩した怒鳴るような大きな声も
二人で囲んだ食卓で聞こえたいただきますの声も
聞こえない声が私の耳を塞いでいく。
あなたがいつも準備した私のご飯も
慣れない手つきで準備されていく。
あなたがいつも撫でてくれていた優しい手は
少しだけ強くて固くなった。
セミの声が窓から入ってくる。
少しは慣れた手つきで準備されるご飯はやっぱり多くって。
この人の膝の上は固いけど撫でる手が気持ちよくて。
少しだけ慣れてきたこの人と過ごす毎日が普通になった。
ある日聞こえた懐かしい
あなたのただいまの声が教えてくれた
私とあなたたち夫婦の物語か終わったことを
これからは私とあなたたち夫婦と赤ちゃんの物語
♪ |
[嵯峨山茂樹] 名作歌詞として推薦しました。
[嵯峨山茂樹] いい物語ですね。途中不安になりながら聴いていくうちに、最後のハッピーエンドでほっとします。赤ちゃんとじゃれる今後が浮かんできますね。
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