634394 / かりんとう
春の陽の中で昏い影さしこむ部屋の中
戻らない光を追いかけて
わたしは思い出すあの日々を
夢のような少女時代
前奏
夢よ 懐かしい夢よ
もいちど私の手においで
愛よ 懐かしい愛よ
もいちど私の手においで
菜の花の咲く丘に立てば
忘れた優しい過去たちが
私を包んでくれるでしょう
もう手の届かないあの日々も
悲しいこともぜんぶ忘れて
幸福だったあの日々を
私は春の陽の中で
楽しい声で歌うでしょう
夢よ 懐かしい夢よ
風に誘われ丘にゆけば
あの日の優しい人たちが
私を迎えてくれるでしょう
間奏
間奏
もう誰もあの頃の人たちはいない
パパもママも時代の渦に消えた
がらんどうになった何もない家
わたしはひとりのこされて
パパとママと大好きな
もう振り返れないあの日々を
スカート揺らす風にのり
楽しい声で唄うでしょう
夢よ 懐かしい夢よ
もいちど私の手においで
愛よ 懐かしい愛よ
もいちど私の手においで
夢よ 懐かしい夢よ
愛よ 懐かしい愛よ
後奏
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