598751 / mico
デルタの夢真っ直ぐな気持ちで
自分を守ったつもりが
尖った棘が
誰かをさした
尖った棘を
自分に向けたら
真っ直ぐな気持ちが
誰かをはねのけた
誰も傷つけたくないのに
点に戻りたい
小さな小さな
点に戻りたい
自由に転がることもできないで
せめて河原の小石にでも
なっていたら
ああ どれほどよかったか
君が書き始めた手紙と
必ず描かれたその形
はさみで切り取って
両手で高く舞い上げた
尖った棘が手から落ちて
ひらひら花びらに変わっていく
君の大好きな形の
季節外れのその花に
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