582140 / フロストドラゴン
詩人オルフェウス物語昔オイアグロスとカリオペに子供が生まれた
彼らはその子を「オルフェウス」と名付けた
竪琴をアポロンに教わり
オルフェウスはその演奏を楽しんだ
彼の演奏は森の動物や
野獣たちを聞き入らせ
木々や岩の心をも
動かしていったという
彼の幸せは長くは続かなかった
妻が蛇に噛まれて死に
彼は妻を取り戻そうと
冥界へと足を運んだ
彼の竪琴は人々や番犬を魅了し
冥界の王ハデスは彼に
冥界から帰る途中に
後ろを振り返るなと言い彼を帰した
彼の前に光が見えた
あと少しで抜け出せるところで
不安から後ろを振り返ってしまい
妻は冥界に戻されてしまった
それからというもの
彼は他の女の求愛を退け続けた
それが仇となり彼は女たちに
八つ裂きにされて死んでしまった
彼の首と竪琴は川を流れ
レスボス島にたどり着いた
人々はこれを手厚く葬り
島に彼の墓を作った
それから彼の竪琴は
天に昇り星座になり
彼の魂は楽園に導かれ
このOrpheusに受け継がれている
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