576582 / 清流さん
白い海母はよく海にたとえられている
ならばあなたは白い海だろう
波に光が白く反射して
眩しく直視できない
白い海は時に穏やかに
時に荒れながら波を立て
私と共に過ごしてくれた
でもそれを受け入れる事はできなかった
白い海は大洋としてどこまでも続くだろう
そこには青く時には黒く違う色を
見せていたのかも知れない
だけどまだこの白い海すら見れなかった
眩しくて遠い存在だったあなた
それを拒絶し続けた私
それでもあなたは私を待ち続けた
私は少しずつ振り返る事を選んだ
眩しくて輝きに満ちた白い海
少しずつ受け入れあなたに近づいた
あなたの間近で見て知った本当の色は
鮮やかで淡い青色だと知った
まだ私にはこの海原を越える事はできない
でも少しだけあなたの事を知る事ができた
海の色の変化を少しずつ理解した
それでもあなたはまだ白く見える
まだ感謝を伝えるのは苦手だけど
私にとっては海の様に偉大な母でした
私も少しずつあなたに近づけます
だから今もその輝きを忘れないで
|
■コメント追記は登録者のみ |