448993 / かりんとう
ミガッテむせかえる夏の蜃気楼
背に受け家を飛び出した
暴れる子らを振りはらい
未来を信じ飛び出した
灼けつくようなまばゆい光
くらめき初めて振り返る
もう見えなくなったあたしの家
二度と帰ることのない歳月
あいつがふだつきでもかまわない
あいつがごろつきでもかまわない
あたしは
あたしは
乱れる髪はそのままに
全てを捨てた未練など
どこかの昔に置いてきた
あたしは死んだと伝えてよ
真昼の街に逆らうように
やたらと光る黒い鞄
あんたはよくやったよくやったよ
裏切者のこと忘れてくれ
人生は何のためにあるの
あたしのあたしのあたしのための人生
探しにいく見つけにいく手に入れる
灼けつく日差しをあびながら
あいつがうそつきでもかまわない
あいつがごろつきでもかまわない
あたしは
あたしは
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