337909 / Utm:ナタリア
Type:Bある日朽ちた屍が
地面に無残に転がった
それを眺めるこの僕は
今日も涙を浮かべてた
そこに居合わす何者か
口を開いてこう言った
「明日は明日の風が吹く
歩けよ少年この世界」
どこを歩けばいいのだろう
世界は一体なんだろう
今日の僕にはわからない
今日も僕にはわからない
この街歩く少年は
不思議な幻影目にしてた
それは大きく声を出し
縦横無尽に駈け出した
それを追いかけ少年は
必死の想いで走り出す
彼方に消えた者を追い
変化を求めて走り出す
大気は震え、身を裂いた
視界は歪み、心折る
されども走る少年は
まさに世界そのものだ
ある日朽ちた少年が
地面に無残に転がった
それを眺める誰かさん
そこに涙は流れない |
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