298147 / 王里
ケモノと人の日常ある朝、何かがおかしい
目が覚めるとキミがいない。
キミの様にボクなしでいると。
ボクも 忘れてしまうのかな。
ボクはそれがいやで。
昼ごはんのあと 外へまた飛び出すよ。
自分勝手になり始めて。
ボクは 吠えた。
ボクの体を 思ってくれるキミは。
呪いなんかじゃないと思うのならば。
周りに雑音 つけられてても。
ボクは飛べるよ。
夕方 家に 帰ってきた
結局 見つからずにいた。
リビングにある こづつみを。
見て見ぬフリをした。
ボクのことは 誰も見えない。
あの人以外は 誰も見えない。
あの人は何をしたのだろう。
ケモノは そのまま眠る。
目覚めると キミが やってきて
笑顔でこづつみ わたされた
まさかまさかと 開けてみる
やっぱり びっくりしちゃったよ
最近のキミが 分からない
だから キミが大好きで
あの人のような 振る舞い
ケモノは 涙をこぼす
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