「Orpheus ━自動作曲システム━ の由来」 アラビア石油
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オルフェウスは、ギリシア神話に登場する竪琴の
名手の名前です。愛する妻
エウリュディケが毒蛇に噛まれて死んでしまった
のを悲しみ、冥界へと連れ戻しにゆきます。
途中で何度も阻まれますが、
その度に切々と歌い奏でる音楽に、
地獄の番人たちは感動してオルフェウスを通してやり、
オルフェウスはついに黄泉の国の王のハディスに会うことができます。
死者の黄泉帰りを許さないハディスも、
彼の音楽に心を打たれ、ついにエウリュディケを
連れて帰ることを許します。
ただし、その条件は、地上に帰るまでは決して
妻の方を振り返ってはならない、
というものでした。手を引き、足音は聞こえるもの
の、本当に妻がついて来ているのか、
あと一歩のところで不安に駆られたオルフェウスは、
ついに振り返ってしまいます。
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それを最後に、妻の姿は掻き消すように
永遠に失われたのでした。
これが、有名なオルフェウスの冥界下りの
伝説です。
日本の
イザナギ
イザナミの伝説に
似ている点も興味を持たれています。
この自動作曲システムは、そのような伝説の
オルフェウスを目指して、自動作曲する
機械を開発しました。
研究が進んでいつか本物のオルフェウスに
近づきたいものです。
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