Ver. 3.25 (Aug 2024-) orpheus2024a |
||||||||||
|
データ種別 | サイズ(Bytes) | ファイル名 | ファイル仕様 |
---|---|---|---|
mp3 音楽ファイル | 4135680 | 301620.mp3 | MPEG ADTS, layer III, v2, 128 kbps, 16 kHz, JntStereo |
MIDI データ(カラオケ用、加工用) | 34726 | 301620.mid | Standard MIDI data (format 1) using 12 tracks at 1/384 |
pdf 楽譜 | 841616 | 301620.pdf | PDF document, version 1.4, 6 pages |
lilypond 楽譜データ | 34585 | 301620.ly | Unicode text, UTF-8 text, with very long lines (323) |
「スキーム」 あき
♪ 数学におけるスキームとは、 可換環に対して 双対的に構成される 局所環付き空間である。 二十世紀半ばに アレクサンドル・グロタンディークによって導入され、 以降の代数幾何学において 任意標数の代数多様体を包摂し、 係数の拡大や図形の 「連続的」な変形を統一的に 取り扱えるような図形の概念として 取り扱われている。 さらに、今まで純代数的な対象として 研究されてきた環についても そのアフィンスキームを 考えることである種の幾何的対象として、 多様体との類推にもとづく 研究手法を持ち込むことが可能になる。 このため特に数論の分野では スキームが強力な枠組みとして定着している。 スキームを通じて圏論的に定義される様々な 概念は大きな威力を発揮するが、その一方で、 古典的な代数幾何においては点とみなされなかった 既約部分多様体のようなものまでが スペクトルの点になってしまう。 このためヴェイユ・ザリスキ流の代数幾何学を 習得して研究していた同時代の学者たちからは 戸惑いのこもった反発を受けた。 ♪ ♪ 可換環 A に対して、 A の素イデアルの全体の集合 Spec(A) は A のスペクトルとよばれる。 A の元f に対しD(f)を {p∈Spec(A);f∈p}とすると Spec(A) の開集合の生成基となる。 環AのスペクトルSpec(A)は以下のようにして 局所環付き空間の構造を持ち、 その構造も込めてアフィンスキームとよばれる。 Spec(A) の開集合 Uに対し、 SU=∩_{p∈U}p^c は A の空でない積閉集合である。 開集合 U に対して SUに関するAの局所化 SU^-1A を与える対応は Spec(A) 上の局所環の層になる。 ♪ ♪ |