■ 拍子設定
節(標準は8小節のブロック)ごとに拍子を以下の項目から選択設定できます。
- 4/4拍子♩♩♩♩ ... 二つの和音が、二分音符×2個に割り当てられる。
- 3/4拍子♩♩♫型 ... 二つの和音が、二分音符と四分音符に割り当てられる。
- 3/4拍子♫♩♩型 ... 二つの和音が、四分音符と二分音符に割り当てられる。
- 6/8拍子♩♪♩♪型 ... 二つの和音が、付点四分音符×2個に割り当てられる。
- 6/8拍子♪♩♪♩型 ... 同上。旋律リズムは異なる。
- 6/8拍子♩♪♪♩型 ... 同上。旋律リズムは異なる。
- 6/8拍子♪♩♩♪型 ... 同上。旋律リズムは異なる。
【解説】「3/4拍子♩♩♩」が選択肢に無いのはなぜか、という質問がありました。Orpheus システムの実現法に関わるなかなか鋭い質問です。3拍子作曲を実現することは長年の課題でしたが、原理的には3拍子のために和声進行や伴奏リズムや旋律リズムなどを用意しなければならず、そのための知恵を絞っていました。結局、4拍子のために開発した音楽部品を3拍子用に自動変換する方法を採りました。その場合に、4拍子を4拍 ♩ ♩ ♩ ♩ と書くと、3拍子にするにはどこかを縮めて3拍にしなければなりません。特に4拍を2分音符長の和音連鎖で表している和声進行の変換が問題です。そこで、2種類:
- (1) 3、4拍目をまとめて1拍にする。それを記号で ♩ ♩ ♫ と書く。例えば、4拍子で Am Am E7 E7 のコードは Am Am E7 の3拍子になる。
- (2) 1、2拍目をまとめて1拍にする。それを記号で ♫ ♩ ♩ と書く。例えば、4拍子で Am Am E7 E7 のコードは Am E7 E7 の3拍子になる。
としていて、他の要素もこれに対応して伸縮するようにしています。これにより、今後も4拍子系の部品(旋律リズムや伴奏音型やドラムスなど)を増やしても、直ちに3拍子でも使えるわけです。というわけで、4拍子の和声リズムの変換型の表記なので、♩ ♩ ♩ という型は使わないのです。本当は二分音符のフォントがあれば、もっと説明しやすいのですが。同じ方針で 6/8 拍子も一応実現できました。【現在は合計7 通り】