713402 / ぼんじり / 匿名の男
ドライブ君の運転する車に乗るのが好きで。
正直な感情をハンドルに込めている君が好きだ。
今でも、違うってわかってても
あの車通ると立ち止まってみたり。
また歩き出してフッと笑ってみたりするんだ。
いつでも君の前ではかっこよくありたい
優しくありたいと思ってるのに。
そんなことなくて。
君に似た、君の運転に似た
走り方をしてしまう。
それは憧れからか、わからないけれど
ずっと君みたいになりないと思ってて。
そんでもって試してみるんだけど僕の運転は気を遣って
ばかりで、ださいんだ、わかってるけどやめられないんだ。
って言い分けする自分にもうんざりで
こんな僕を迎えに来てよ、
そんであの町まで
連れていって、そしたら笑えるよ
いつでも言ってねと 君は言うけれどそうはいかない
毎日、現実を生きてるから
いっそのことこのまま。
無にドライブしてくれって思うんだけど、
君は「生きたい」て言うから、そうか、
そうかって僕はシートベルトしめるんだ。
あの町まで連れてって
連れてって、 |
■コメント追記は登録者のみ |