青木君のため息ある秋の日 空は晴れやか 色褪せた木の葉 時折風に舞う 四方八方丸く おさめようとしたんだが 気づいたら、四面楚歌に なっていた。なっていた。 でも八方塞がりより ましかと思っていたのに いつの間にか、空まで 覆われた。塞がれた。 そう言って青木君は ため息をついた ぼくも心の中で 息をついていた。 【後奏】
audio
■コメント追記は登録者のみ