378559 / 無香料
陽はまた昇ったり昇らなかったりする午前三時の月が
枕元に差し込み
暗闇を照らす
午前三時の月を
見続けながら何を思う
いつかあの日の夢を
忘れられずに言い訳ばかり
無駄な足掻きだと分かっていても
あの日から時は止まったまま
午前惨事の月を
一つ残らず壊してまわる
夢も見れない空を
見上げる
ゼロとゼロの世界を
授業中いつも願う日々
こんなもんじゃないんだと
短冊に書いて
十二までの栄光を
いつまでも忘れられずに
ただ手を抜いてるだけだと
流れ星に願う夜
午前賛辞の月を
夢見る夢見る僕は
午前賛辞の月を
夢見る夢見る僕は |
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