「移ろう世界は、何色かしら」 flipflop
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移ろう世界は
何色かしら
止まる世界は
何色かしら
いつか生まれた
正解たちに
頷けなかった、未熟者
あるいは哀れな、はぐれ者
そんな烙印用意して
つぶやく先に答えがあるなら
どれほど楽で
苦しいでしょう
何かを叫ぶ、誰かを見たわ
小さく震える、誰かを見たわ
水面は静かに
透き通っていたわ
空は遠く、大気は重く
必死に描いた幸せさえも
響かぬままに消えていく
そんな世界は、何色かしら
あそこに見える輝きが
星のしずくであればいいのに
それなら賢いあなたでも
見えないふりは、できないでしょう?
♪
大人なんて、言葉は嘘よ
愚かだなんて、名前はないわ
私達の持つ繋がりなんて
人間くらいの物でしょう?
いつか見つけた否定を並べて
賢くなったつもりでも
進み始めた何かを前に
肯定なんてできないでしょう?
うなだれながら見るものは
コンクリートの灰色か
画面の中の大自然
せいぜいそんなところでしょう
ありえないなんて
言葉は嘘よ
当たり前なんて
名前はないわ
そんな風に
呼ばれる日まで
誰かが一人で、生きたんでしょう
一人と一人で、生きたんでしょう
それなら少しは楽しい方を
それなら少しは苦しい方を
ほんの一夜の悲しい夢を
一人と一人で描こうかしら
♪
移ろう世界は
何色かしら
あなたの世界は
何色かしら
♪
ずるく笑った誰かを見たとき
あなたは正気でいられるかしら
苦笑いするあなたであれば
意外と悪くはないかもね
♪
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